わかち合う時を求めて、

わたしたちの共有地をつくる


日々詩喫茶室|日々詩編集室


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第一章 第一幕|優しい眼差し


2022年8月8日
中村早希さんと面談する。

A4一枚のプロジェクトについての計画書しかなかった。
事業を行う店舗も決まっていなかった。

「わかち合うときを求めて、わたしたちの共有地をつくる」「CAFE CINEMA MUSIC 〇〇〇」目的と将来的なビジョンしかなかった。

中村さんがoak165coffeeというお店をしていたときに知り合った。

その頃から就労支援(福祉)を本業としていた私たちは、当時、自家焙煎珈琲店としては素人同然であり、働いているのは障害を抱えた人が多かった。

ハンドドリップの仕方などを丁寧に教えてくれた。
焙煎機や冷却機なども無償で譲ってくれた。

コミュニティハウスひびうたという居場所支援(福祉)のイベントの一環で、oak165coffeeに出かけたことがある。

「値段が高い」「椅子が狭い」など、静かな雰囲気を壊す。

申し訳ないなぁと思っていたが、気にする様子がない。

スイーツが出てくると「小さいのに高すぎる」と、さらに追い打ちをかける。

それでも気にする様子がない。

スイーツを食べると「めっちゃ美味しい」「来てよかった」と、手の平返し。

まったく気にする様子がない。

仲間に注がれる自然で優しい眼差し。

器が大きいし、うならせるほど腕がいい。

このときの感動を忘れられずにいた。

そんな中村さんにはいつか恩返しがしたかった。

ただこれまでに数回しか会ったことがなかった。

お店を閉めているとの情報しかなかった。

どこで何をしているかもわからなかった。

それでもcafeをするならこの人しかいないと決めていた。

2022年8月14日
中村早希さんと再度、面談する。

2022年11月13日
HIBIUTA AND COMPANY 大東悠二

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